2009年05月12日 08:36
シャトル打ち上げ成功、ハッブル宇宙望遠鏡の修理へ2009年5月12日4時12分
【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は米東部時間11日午後2時1分(日本時間12日午前3時1分)、ハッブル宇宙望遠鏡の修理を行うためのスペースシャトル・アトランティスをフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。約40分後には軌道に乗り、打ち上げは成功した。
アトランティスにはスコット・アルトマン船長(49)ら7人が乗り組む。5回の船外活動を予定しており、観測機器の交換や修理を行う。成功すれば、ハッブルは14年まで延命することになる。
アトランティスの飛行は11日間。ハッブルは国際宇宙ステーション(ISS)とは異なる軌道を飛んでいるため、アトランティスに万が一のことがあっても飛行士はISSに避難できないため、救援機として別のシャトル・エンデバーの発射準備が整えられ、アトランティスが無事帰還ができることが確認されるまで待機することになっている。