2009年10月06日 08:33
北朝鮮、最大5000トンの化学兵器保有 韓国国防省
【ソウル=尾島島雄】北朝鮮が現在、2500トンから5000トンの化学兵器を複数の施設に分散して保有していることが5日、韓国国防省が国会国防委員会所属の議員に提出した資料で明らかになった。1960年代から故金日成主席の指示で開発。このほか、生物・毒素兵器のもととなる炭疽(たんそ)菌やペスト、コレラなど病原体も保有するという。
一方、韓国の金泰栄(キム・テヨン)国防相は5日の国会答弁で北朝鮮の核関連施設について約100カ所の詳細なリストを持っていると明言。「(ミサイルや航空機など北朝鮮の)核攻撃の手段がどこにあるのか十分な情報を持っている」と強調した。(01:06)